エアコンを停止すると、冷えたエアコン本体と周囲の空気との温度差によって結露が発生します。この結露は、カビの育成に必要な「水分」となります。ですから、カビの繁殖を抑えるには、常にエアコン内部を乾燥させる必要があります。エアコンの運転中は、通風により結露が生じにくくなっています。問題は、停止したときです。通風が止まり、あっという間に結露水を生じてしまいます。
そこでおすすめしたいのが《内部クリーン機能》です。近年販売されているほとんどのエアコンには、内部クリーン機能が搭載されています。この機能は、送風運転または弱暖房を利用してエアコン内部を乾燥させ、カビの繁殖を抑制する機能です。エアコン内部をお掃除してくれる機能ではありません。内部クリーン機能がないエアコンは、冷房や除湿運転のあとに《送風運転》を3~4時間程度実施してください。それで、同様の効果を得られます。