皆さん
こんにちは
今回は、前回ご紹介させて頂きました「一般的なビルメンテナンスのご紹介」の続きです。
日本における主な建築物管理業者は、大きく分けて親会社のグループに属する系列会社とグループに属さない独立系とに分類出来ます。
系列会社は主に、不動産系、ゼネコン系、メーカー系、金融系、商業系、鉄道系などがあり、中には学校法人や福祉法人等の団体が関与している管理会社まであります。
●不動産系:親会社である不動産会社が所有・運営している建築物を主な顧客とし、親会社と連携し、営業・経理・事務・対外交渉・収益確保などのビルマネジメント事業を主とした会社と、その子会社(孫会社)として清掃、警備、設備管理等の現業部門の会社を有している場合が多いです。また都市部の超高層建築物などはこの系列の管理が多いといわれます。
●ゼネコン系:親会社であるゼネコンが施工した建築物を主な顧客としています。一般的な建築物管理業務のみならず、親会社と連携して改修・改造工事も行っています。
●メーカー系:電機メーカー、計装メーカー等の系列で、一般的な建築物管理業務のみならず、親会社の製品(エレベーター、エスカレーター、電力機器、空調機器、計装設備等)を熟知し、整備・修理などができることを強みにしています。
●金融系:保険会社、銀行等の金融機関の系列で、金融機関の保有する本・支店・コールセンター等の建物、データセンター、出資している建物・施設、系列企業の大口顧客(取引先)等を主な顧客としています。業法による規制の名残りで、社名に親会社名を冠しない会社が多いのも特徴です。
●商業系:親会社が保有・運営する大手チェーンストアの店舗、ショッピングモール、娯楽施設等を顧客としています。イベントの支援等も行なっています。
●鉄道系:親会社が保有する鉄道施設・駅ビルを指します。また、系列企業が保有する百貨店、ホテルなどを主な顧客としています。さらに、親会社が関与する沿線の再開発物件なども受注しています。
〈ハウスクリーニングに際する、ビルメンテナンスの主な作業エリア〉
玄関
フローリング、床
キッチン全般
浴室全般
洗面所全般
トイレ全般
窓ガラス・サッシ
網戸クリーニング
ベランダ全般
押入れ・クローゼット
各室ドア
各室スイッチプレート
照明器具
エアコン表面及びフィルター
下駄箱
クロスのすす払い