加湿器にはいろいろな種類があり、それぞれ水を空気中に放出する方法が違います。また、種類によって汚れやすさが変わります。汚れやすい順に加湿器の種類とお手入れ方法をお伝えします。
超音波式加湿器の中で最も汚れやすいのが超音波式の加湿器です。デザイン性が高くおしゃれな見た目のものが多いのが特徴で、値段もリーズナブルです。超音波式の加湿器は、タンクの水を超音波で細かい粒子に変え、細かい粒子を空気中に放出します。このとき、水に含まれるものをそのまま全部放出するため、水に雑菌が混じっていると雑菌混じりの粒子が出てくるという危険性があります。
お手入れ方法としてはタンクの水は毎日交換します。交換時にタンクに少量の水を入れてフタをし、振り洗いして水を捨てましょう。本体に残っている水を捨て、柔らかい布で拭きます。水位センサーや超音波振動子は柔らかいブラシまたは綿棒で掃除します。フィルターやトレーなど外せるところがあれば外し、一緒に流水で洗う、布で拭くなどのお手入れをしましょう。
次に汚れやすい気化式の加湿器は、水をフィルターに吸わせてファンの風を送ることにより湿った空気を放出します。電気代が安いのが特徴ですが、フィルターが常に水を含む状態となるため、こまめに水を変えてフィルターのお手入れをしないと雑菌が繁殖しやすくなります。抗菌仕様のフィルターを使用している場合もありますが、こまめな手入れが必要です。
お手入れ方法としてはフィルターは外して水ですすぎながら洗います。加湿気化フィルターは水で押し洗いします。洗った後すぐに加湿器を使う場合は、濡れたまま取り付けて問題ありません。においが気になるときは、加湿気化フィルターをクエン酸水でゆすいだり、浸け置きをしたりして洗うと汚れが簡単に落ちます。