室内のウイルスや菌、カビ対策として換気は欠かせませんが、エアコンを使う季節は冷暖気が逃げるのを心配して換気を控える人もいます。しかし、効率的な方法を知れば快適さと清潔さを両立できます。まず重要なのは、エアコンをつけたまま換気することです。エアコンは起動時に最も電力を消費するため、運転を続けながら短時間の換気を繰り返す方が省エネになります。具体的には、2〜3時間に1回10分よりも、1時間に2回程度数分間空気を入れ替える方が効果的です。窓を開ける際は、対角線上の2箇所を開けることで自然な風の流れを作り、効率的に新鮮な空気を取り入れられます。さらに、空気の入口となる窓は全開にせず少しだけ開けると、風の勢いが増して換気効率が高まります。窓が一つしかない場合や雨の日には、換気扇や扇風機、サーキュレーターを併用して空気の流れを作ることが有効です。

また、エアコン内部が汚れているとホコリや雑菌、カビが室内に拡散する恐れがあるため、定期的な掃除も欠かせません。さらに、換気機能付きのエアコンを活用すれば、温度調整と換気を同時に行え、冷暖房を使わない季節でも空気を入れ替えられます。購入を検討する際には、この機能を備えた機種も選択肢に入れると良いでしょう。